専門看護師 Clinical Nurse Specialist
December 07, 2015
専門看護師は、主に大学院修士課程で養成されています。全11分野のうち、血管看護領域に関係の深いものとしては、老人看護専門看護師、慢性疾患看護専門看護師、急性・重症看護専門看護師があります。
日本看護協会によりますと、専門看護師の役割として、1実践、2相談(コンサルテーション)、3調整、4倫理調整、5教育、6研究が示されています。実務家としての認定看護師に比較して、その分野の発展にも寄与することが求められていることがわかります。
大学院修士課程ですので、大学院によって卒業要件の取得単位数は異なりますが、専門看護師・認定看護師養成課程については、日本看護協会の定める基準に対し各大学の課程が妥当であるかは日本看護系大学協議会により審査されています。
専門看護師養成については、26単位または38単位の取得が求められています。大学院の講義の多くは、聴いているだけではなく、講義の前、中、後で何らかの自主的な取り組みが必要となりますので、半年(半期)で、10単位取得することは容易ではありません。臨地実習は、基礎教育でのそれとは違い、自身の課題に対して自ら計画を立てて取り組むものとなります。
課程によっては修士論文があったり、なかったりするようですが、専門看護師としての将来のキャリアは発展的取り組みが期待されていますので、研究成果を活用できるだけでなく、研究を計画し実践していく事も学ぶことになります。
実務面で診療報酬上の役割の要求が必ずしも整っているわけではありませんが、既存の技術を熟知・駆使するだけでなく、看護学をバックグラウンドとして発展的に専門性を追究するアドバンスドな認定資格です。
また、多くの看護系大学院修士課程修了者は、英語での情報収集ができ、活用できることが期待されており、看護師としての知識の量やリテラシーに影響があると思われます。
皮膚・排泄ケア認定看護師としての血管看護の役割
November 23, 2015
血管障害のある患者さんに看護ケアを提供する場面は、外来、在宅、介護施設、手術室、放射線部門、病棟、栄養部門など様々で、色んな方がそのバックグラウンドを活かして協働しています。もはや「チーム医療」や「医療連携」という専門もあるほどで、看護系大学には科目として単位認定しているところもあります。
血管看護にかかわる専門職にはどんなものがあるだろう?! ということで、これ以降、関連の深い領域の専門職を紹介していきます。
まずは、皮膚・排泄ケア認定看護師です。認定看護師は日本看護協会が認める教育課程で所定のカリキュラムを修了し、認定試験に合格し登録した看護師で、登録後も5年ごとに更新審査があります。日本看護協会ホームページによりますと、皮膚・排泄ケア認定看護師(通称WOCナース)は、6か月810時間に及ぶ講義、演習、実習のコースが用意されています。単位や時間数の数え方が大学院とは異なるため、一概に比較はできないのですが、修士課程に匹敵するほどの多くの勉強が課されるのですね。
救急看護と並んで、1997年制度開始からある認定資格で、登録者は2015年現在全国で2100名を超えており、活躍の領域も様々に広がっています。血管看護領域では、足部潰瘍のケア、血流障害のある患者さんでの褥瘡ケア、糖尿病合併症予防に関連したフットケアなどで共にチームを形成している専門職です。
国立健康・栄養研究所 世界の最新健康・栄養ニュース
November 18, 2015
国立健康・栄養研究所ホームページから、健康・運動・栄養に関する情報がたくさん得られます。健康・運動・栄養は、病気の療養だけでなく、健康増進や維持にも関わりがありますから、万人に役立ちますよね。英語論文を日本語で要約されているものも多いので、助かります。
http://www0.nih.go.jp/eiken/
運動系の方には、アクティブガイド、身体活動のメッツ、運動指針、プラス10テンなど耳馴染のある言葉もこちらが発信源ですよ!http://www0.nih.go.jp/eiken/info/undo.html
本日は特に リンクDEダイエットhttp://www.nutritio.net/linkdediet/ をご紹介します。指導や説明のちょっとしたネタというか、根拠に使える情報ばかりです!
http://www0.nih.go.jp/eiken/